経済発展の影で、「大量生産・大量消費」によって生み出された廃棄物は増大し続けています。
限りある地球資源と環境を守るためには、廃棄物を資源としてリサイクル(再商品化)する循環型社会の構築を進めることが重要な課題となっています。
平成9年から施行された「容器包装リサイクル法」にともない、ジーエスピーは「日本容器包装リサイクル協会」の委託により、自治体から PET ボトルを回収し、高品質の再生 PETフレークとして再商品化しています。
再商品化については、ジーエスピーのノウハウが活かされた再生工場、「会津工場フェニックス」において一括管理されています。
フェニックスの再生 PET フレークはその品質において高い評価を得ており、様々な PET ボトル再生品の原料として利用されております。(会津工場フェニックスについてはこちら)
※フレーク: PET ボトルを 8mm 角程度に細かくして、洗浄・乾燥したもの。
再生PETフレーク | ペットボトル素材から生まれた 会津漆器 |
PET再生品 |
会津工場フェニックスにおける、PETボトルの再生処理フローをご紹介します。
不純物を徹底的に取り除くことにより、高品質な再生PETフレークを製造しています。
梱包処理された回収PETボトル(ペール品)を解体剥離機 にかけ、PETボトルについたラベルを除去します。 |
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自動選別ラインにかけ、手作業を経て、下記を選別・除去します。 ・PVC(塩化ビニール)ボトル除去 ・ラベル除去 ・色つきPETボトルと無色PETボトルの選別 ・その他不純物を除去 |
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色つきPETボトルは別ラインで 粉砕・フレコン詰めされます。 |
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金属検出器にかけ、金属性の異物を除去します。 | |||
PETボトルを15mm程度に細かく砕きます。 | |||
風力選別機にかけ、ボトルに残った細かいラベル片を取り除きます。 | |||
破砕されたPET素材を洗浄し、比重分離機によってPP素材(中ブタなど)を除去し、PET樹脂だけを分離します。 | |||
PET樹脂を8mm程度までさらに細かくします。破砕時に洗浄水を散布し、材料同士をもみ洗いするようにして異物を洗浄します。 | |||
さらに洗浄の上、脱水します。 | |||
PET樹脂を乾燥させます。 | |||
最終段階で金属性の異物をチェック・除去します。 | |||
再商品化した再生 PETフレークは自動でフレキシブルコンテナバッグに詰められ、製品工場へ出荷となります。 | |||
出荷 |