「廃食油再生排水処理システム(ORCシステム)」は、ジーエスピーが共同開発・製造した環境機器です。
使用済みの植物性食用油から軽油の代替燃料を抽出する再生工程から排出される汚水をクリーンな水にする装置です。
家庭や業務で使用される植物性食用油は、使用後多くが下水に流され環境汚染のもととなっています。近年、使用済みの植物性食用油(廃食油)を回収しリサイクルする仕組みが実用化されています。
そのひとつが、廃食油から軽油の代替燃料(バイオディーゼル燃料)を抽出するシステムです。しかし、この再生工程から排出される汚水が、環境的に大きな障害となっていました。
ORSシステムは、これらの高濃度排水を簡単な装置で処理し、クリーンな水として排水することが出来ます。
SS (浮遊物質量) |
BOD (生物化学的酸素要求量) |
N-hex (ノルマルヘキサン) |
|
排出汚水 |
500mg/L |
14,000mg/L |
1,400mg/L |
反応層出口 |
1.0mg/L |
0.8mg/L |
11.0mg/L |
○優れた処理能力と排出対策
・反応槽とフィルター処理で、汚水から環境汚染物質を効果的に除去。環境基準を大幅にクリアする処理能力を誇ります。
・さらに爆気槽において生物処理を行い放流しますので、水系を汚染することがありません。
○廃食油再生処理装置のクローズシステムを実現
・処理水を廃食油再生処理装置に戻すことにより、循環処理システムにすることが出来ます。
○汚水処理量に応じて選べる3タイプ
・処理タイプに応じて、ORS-100(100L/日)、ORS-50(50L/日)、ORS-500(500L/日)をご用意しております。
■総販売元
コマツ福島株式会社
■開発・製造元 株式会社 ジーエスピー、株式会社 島工業
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